COLUMN

確定申告は青色申告と白色申告はどちらがいいのですか?

こんにちは。女性のための起業相談、経営相談を承っている辻朋子です。

「青色申告と白色申告はどちらがいいのですか?」

このようなご質問をいただくことがあります。

 

そのたびに私は「青色申告がいいですね!」というお話をします。

なぜなら青色を選択すると嬉しい特典がいくつもついてくるからです。

そもそも…

確定申告には種類が2種類あります。

・白色申告
・青色申告

どちらにするかは自分で選ぶことができますが、何もしないと必然的に白色になります。

青色を選ぶ場合には届け出が必要です。

「私は青色を選びます!」という書類を提出しなければなりません。

しかも期限がきちんと決められているので、その日までに必ず提出することが必要です。

では青色にはどんな嬉しい特典がついているのか?ですが代表選手はこの2つです。

・赤字を繰り越せる
・お金を使わない経費がもらえる

なのでこの特典の効果は「税金が安くなる」というもの。

例えば、私のコンサルティングメンバーさんで起業して数年経っているにも関わらず、いまだに白色の人がいます。

彼女は先月から私の起業相談を受け始めたのですが、このたびはじめて青色申告の特典を知ったのですね。

そこで彼女の昨年分の確定申告でシミュレーションをしてみました。

青色申告を選択していたら、いくら税金が安くなっていたかを。

すると19万5千円も安くなっていたことが判明したのです。

さらに彼女が起業してからこれまでの分をすべて計算してみたところ合計で約97万円も税金が安くなっていたのです。

言い方を変えると、青色を選択しなかったことで約97万円多く税金を払っていたことになるのです。

実は彼女のように起業して数年経っても青色申告の特典を知らずに白色を続けている人をけっこうみかけますよ。

もったいないです。

だって税金が安くなった分、投資にお金が回せますよね。

ビジネスって投資をするから伸びしろが増えるので、本当にもったいないな~、といつも思うのです。

だからぜひあなたは起業前に確定申告の仕組みについて知っておきましょうね。

特に青色申告については知らないと損をします。

ちなみに税金のことでわからないことがあったら、相談相手は税理士です。

しかし税理士に何か相談をする場合は有料である可能性が高いです。

だって相手はそれが商売ですからね。苦笑

なのでもしもお金を出したくないな~、と思うのであれば税務署に聞きに行くといいです。(無料で教えてくれます)

あなたの家の近くの税務署にね。または電話で。

なおネットで調べるのもOKですが、嘘偽りを書いている人もいるのでその点は注意をしましょうね。

下手すると脱税を促すようなことまで書いてありますしね。

確定申告は起業家、経営者にとってそれはそれは大切な仕事の1つです。

ぜひ知識をしっかり習得して、正しい確定申告をしましょうね。

そして選択肢がある場合には、丁寧に選択しましょう。

 

 

2019.11.10 日曜日