COLUMN

法人化のタイミングは年商800万円を超えた時って本当?

こんにちは。女性起業塾「まなび塾」を主宰している辻朋子です。

塾のメンバーさんの中には個人事業主から法人化を目指している方がいらっしゃいます。

彼女は起業してもうすぐ2年になるのですがもともと会社の社長になるのが夢だったそうです。

そして売上と利益、将来の展望と方向性、そしてビジネスの有利性を考えて、そろそろタイミング的にもいいかな?ということで法人化を検討しているのですね。

法人化のタイミングについては「年商が800万円を超えた時」などという根拠のない情報をネットでみかけることがあります。

しかし年商だけを基準に考えるのはナンセンスというもの。

なぜなら同じ年商でも、利益はそれぞれ違うからです。

例えば年商が近いメンバーさんを2人ピックアップしますね。

・Aさん 年商510万円、利益97万円
・Bさん 年商515万円、利益260万円

AさんとBさんは業種は違いますが、年商はほぼ同じです。

しかしBさんの利益は、Aさんの利益の2.5倍以上です。

利益がこんなにも違う2人を、年商がほぼ同じだからといって同じ土俵にあげてはまずいですよね。

だから個人事業主から法人化のタイミングを考える場合は年商だけで判断をするのではなく、さまざまな角度から考えることが大事なのです

あなたも法人化を目指しているのであればぜひ多面的に検討しましょうね。

 

 

2019.11.24 日曜日