COLUMN

気をつけて!これが不足すると起業は失敗しやすくなる。

こんにちは。女性経営コンサルタントの辻朋子です。

起業する女性は年々増えています。

しかしその中には軌道に乗る前にビジネスの存続が困難になってしまう人もいます。

ではその原因は何でしょうか?

なぜ事業をやめざるを得なくなってしまうのでしょうか?

そこで、これまで私が見てきた「起業で失敗するパターン」である「3つの不足」をご紹介します。

 

1.経営ノウハウの不足

起業するには計画と準備が必要です。

そして計画通りに実行できれば起業で失敗することはありません。

しかし計画通りにいかないのがビジネスです。

そこで必要とされるのが「経営ノウハウ」なのですが、女性起業家の場合、何のノウハウも持たず、誰にも相談をせず起業する人が多いのが現状です。

もちろん起業後のどこかのタイミングでノウハウを学べば別です。

しかし学ばなければ、間違った知識や情報をベースに 独りよがりのやり方で事業を進めてしまいます。

すると事業が軌道にも乗らず、結果として存続ができなくなってしまうのです。

2.資金(お金)の不足

起業をしてもすぐにお客様は来ません。

だから商品サービスは売れず、売上が上がりません。

起業してお客様がコンスタントに来てくれるようになるまで、そして事業が軌道に乗るまでには数ヶ月あるいは数年かかります。

しかしその間も事業をやっていく上での必要経費は日々かかってきますので、そのことを起業時に考慮して十分な資金を準備しておくことが不可欠です。

しかし見通しが甘い状態で起業した場合には、事業が軌道に乗る前に資金が底をついてしまいます。

すると事業を続けていくことができなくなってしまうのです。

3.モチベーションの不足

起業して、軌道に乗るまでの間、さまざまな困難にぶつかります。

もちろん軌道に乗った後もいろいろなアクシデントが起こります。

頑張っても頑張っても結果が出ないこと、自分の思い通りに物事が進まないことなどつらいことがたくさんあります。

そんなときに大切なのは「起業の動機」や「事業に対する思い」です。

「自分はなぜ起業しようと思ったのか?」という初心を思い出すことです。

そしてどんな困難にも立ち向かえる情熱やモチベーションが大切です。

しかし現実問題として、起業に対して甘い考えを持っている人は起業に対する期待度が非常に高く、起業すればすぐにお客様が来るものだと勘違いしています。

その期待度と現実のギャップにモチベーションを維持できなくなってしまうのです。

すると努力をすることも億劫になり、事業を続けていくことができなくなってしまうのです。

まとめ

今回ご紹介した「3つの不足」については、ぜひ対策を講じることをおすすめします。

まず「経営ノウハウ」については、学ぶ機会を積極的につくりましょう。

例えば、経営者と知り合いになってお付き合いすることで学ばせてもらったり、経営に関する本を読んでもいいですね。

また経営ノウハウを習得するためのセミナーに参加したり…

またノウハウを持っているコンサルタントにつくのも方法論の1つです。

つぎに「資金(お金)の不足」については、決してカツカツのお金で起業をしないことです。

起業準備の段階で、ビジネスをスタートするうえで必要な資金(スタート資金)と、起業してビジネスを運営していくうえで必要な資金(運転資金)を計算します。

その合計額を用意して起業に挑むことをおすすめします。

「モチベーションの不足」については「起業の動機」を明確にして書き出します。

それをいつでも見れる場所に貼り付けておくのです。

例えば、部屋の壁に貼りだしておいたり、手帳に書き記しておくのもいいですね。

少しでも気持ちがなえそうになったらすぐにその動機を見て口に出して唱えましょう。

そうすればビジネスに対するヤル気を維持できるはずです。

ぜひ「経営ノウハウ」「資金」「モチベーション」が不足しないように気を付けて事業を存続させましょうね!

 

 

2020.01.07 火曜日